16日放送のテレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月〜金曜・午前8時)では、ロシア軍のウクライナへの軍事侵攻について特集した。

 この日の番組では、ロシアの国営テレビのニュース番組中にスタジオに入って反戦を訴え、拘束された職員の女性に対し、モスクワの裁判所が日本円で3万円余りの罰金刑を言い渡した一幕を報じた。

 コメンテーターで出演の同局・玉川徹氏は「戦争というのは僕は悪だと思ってます。本当に勇気のある行動だと思います。最悪のことを考えれば身の危険もあるわけですよね。それでも彼女はこういうことをやったということは本当に尊敬に値すると思います」と女性の行動について話した上で「翻って考えれば、僕も日本が戦争を始めるとかの状態になっていくというのは本当にダメだと思っているんですよ、あらゆる意味で。だから、彼女を見習いたいと思います」と続けた。

 さらに「別にテレビでプラカードを掲げるということを見習うということでなくて、いかにして戦争という状態に自分の国を持っていかないかということを含めて突きつけられたという感じがしますね、彼女に」と話していた。

 ロシア国営テレビで働くマリーナ・オフシャンニコワさんは14日のニュース番組中にスタジオに入って「戦争反対」などと書いた紙を掲げて反戦を訴えた。

 オフシャンニコワさんは裁判所から出た後に「取り調べは14時間以上続いた」などと述べた。

https://hochi.news/articles/20220316-OHT1T51016.html