韓国有数のキムチメーカー、漢城(ハンソン)食品が、腐った白菜でキムチを作っていたことが発覚し、“キムチ宗主国”といわれる韓国のイメージに大きな打撃を与えたのは記憶に新しい。

口にするものだけに腐った食材を利用したというのは最悪なことだが、韓国で同様の事件が起り、大きな注目を集めている。

今度の腐った食材はサツモイモだ。

3月18日、とあるオンラインコミュニティに「腐ったサツモイモを買ってしまった」という投稿があり、同ショッピングサイトを利用した被害者が相次いでいることが発覚したのだ。

ある利用者は「10キロほどのゴミが届けられた」と嘆きつつ、「切断面ごとに腐っていて、カビが生えていて、ただただ捨てるしかなかった」と怒りの声を上げている。

また、別の利用者は「田舎の農家が使う豚のエサよりもひどい」と嘆いた。

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(写真=オンラインコミュニティ)ほとんどのサツマイモが腐っている

こうした状況に対して、とあるネットユーザーが見解を述べているのだが、それによると「最初から処分目的で送っている」のではないかということだ。

つまり送る側からすれば、購入者が泣き寝入りすれば自分たちの利益となり、返品されたら回収せずに払い戻しをすればいい。さらに幾ばくかの金を払えば、宅配業者が処分までしてくれるという形だ。

これについてメーカー側は謝罪のコメントを残しながら、今後の再発防止をコメント。さらに提供した農家との取引中止に加えて、100%の返金対応を約束した。

それにしても、あまりにも酷い詐欺行為に「この国はどこに向かうつもりなんだ…」「人も食材も腐っているものばかりだ」と怒りの声が相次いでいる。

腐った食材にまつわるトラブルが相次ぐ韓国。すべてとはいわないが、飲食品に対して警戒してしまうのも無理はないかもしれない。

(文=サーチコリアニュース編集部)

https://searchkoreanews.jp/life_topic/id=29319