0001きつねうどん ★
2022/04/02(土) 09:23:35.30ID:CAP_USER▲韓国国防部（省に相当）の徐旭（ソ・ウク）長官は1日午前、韓国陸軍ミサイル戦略司令部の改編式に出席し、ミサイル戦略司令官のパク・ヨンジュン少将に部隊旗を授与した。／韓国国防部提供
韓国国防部（省に相当）の徐旭（ソ・ウク）長官は1日「（北朝鮮による）ミサイル発射の兆候が明確な場合、発射地点と指揮・支援施設を精密打撃できる能力と態勢も持っている」と発言した。大陸間弾道ミサイル（ICBM）の試験発射後も核実験の準備を進めるなど追加挑発の動きを示す北朝鮮に対し、先制攻撃の可能性に言及し警告を行ったのだ。北朝鮮に対する先制打撃能力確保を強調してきた尹錫悦（ユン・ソクヨル）次期大統領が選挙で勝利したことで、徐長官による北朝鮮関連の発言も強硬さを増しているようだ。
徐長官はこの日、韓国陸軍ミサイル戦略司令部の改編式に出席し「我が軍は射程距離、正確度、威力が大幅に向上した多量・多種のミサイルを保有し、北朝鮮におけるいかなる標的も正確かつ迅速に攻撃できる能力を備えている」とした上で上記のように述べた。徐長官はさらに「今後も敵を圧倒できる長距離・超精密・高威力の様々な弾道ミサイルを引き続き開発していく」との考えも示した。
徐長官が言及した「発射地点と指揮・支援施設の精密打撃」は朴槿恵（パク・クネ）政権当時、北朝鮮による核とミサイルの脅威に対抗するため構築した「三軸体系」のうち「キル・チェーン（Kill Chain）」と「多量膺懲（ようちょう）報復（KMPR）」を指すものだ。文在寅（ムン・ジェイン）政権は「三軸体系」の名称を「戦略的打撃体系」に変更したが、これさえも「北朝鮮を刺激しかねない」との理由で可能な限り言及を避けた。徐長官もこの方針に従い北朝鮮関連の発言には慎重を期してきた。
徐長官がこの日発言のレベルをこれまで以上に強めたことについて韓国軍の内外からは「尹次期大統領は対北朝鮮政策で三軸体系の復活を予告したが、徐長官もその基調に周波数を合わせ始めた」などの見方が出ている。尹次期大統領は選挙戦で「キル・チェーンと呼ばれる先制打撃能力を確保したい」との考えを示していた。
徐長官はこれに先だって行われた韓国空軍ミサイル防衛司令部改編式にも出席し▲パトリオット・ミサイルの性能向上▲弾道弾早期警報レーダーの追加導入▲「天弓Ⅱ」の戦力化－などにも言及した上で「北朝鮮が保有できない高度な多層ミサイル防衛システムをさらに発展させていく」との考えを示した。
韓国軍はこの日、ミサイル攻撃部隊の陸軍ミサイル司令部を「ミサイル戦略司令部」に、ミサイル防衛部隊の空軍防空誘導弾司令部を「ミサイル防衛司令部」へとそれぞれ名称を変更し、組織を補強した。
李竜洙（イ・ヨンス）記者
チョソン・ドットコム／朝鮮日報日本語版
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