0001きつねうどん ★
2022/04/05(火) 12:04:32.08ID:CAP_USER■楽天グループの決算の内容は?
まずは、楽天グループの2021年12月期の決算内容を見ていきましょう。
・売上高
約1兆6,817億円 (前年度は約1兆4,555億円)
・営業損益(本業の利益)
約1,947億円の損失 (前年度は約938億円の損失)
・税引前当期損失
約2,126億円の損失 (前年度は約1,510億円の損失)
このように、売上高は前年度に比べて伸びていますが、営業損益・税引前当期損益ともに、前年度よりも赤字が大幅に増加しています。
■大赤字で楽天ポイントも改悪へ
必ずしも赤字の影響だけとはいえませんが、楽天ポイントの改悪も行われました。
・楽天市場のポイントの対象が税込価格から税抜価格へ
・マネーブリッジ設定での普通預金金利優遇の内容変更
・投資信託でのポイントの改悪
上記の中で最も大きなものが、2022年4月1日から、楽天市場のポイント付与対象が税込価格から税抜価格になったことでしょう。対象は楽天市場だけでなく、楽天ブックスや楽天koboなどのサービスも含まれるため、多くのユーザーを対象とした影響の大きなものになっています。
■赤字の原因は楽天モバイル
このように、楽天グループやユーザーに大きな影響を与える赤字の原因は、実は楽天モバイルです。
楽天グループの2021年12月期における決算で、セグメント別の営業利益をみると「インターネットサービス」で約1,075億円の黒字、「フィンテックサービス」で約891億円の黒字と、ともに黒字になっています。
しかし、「モバイルサービス」だけは、約4,212億円の赤字です。しかも、かなり大きな数字です。
ただし楽天グループでは、次の要因によって来期以降のモバイルサービスの業績は改善していくとしています。
・1年無料キャンペーンが終了する顧客が課金ユーザーになること
・契約者獲得が加速すること
・ローミング費用が減少すること
■これからの楽天モバイルの収益に注目
楽天グループの赤字の原因は楽天モバイルでした。そのため楽天モバイルの赤字が増えると、これからも、楽天ポイントなどの改悪が起こる可能性もあります。
楽天グループによると、モバイルサービスの業績は改善していくとのことですが、実際はどうなるのでしょうか。楽天モバイルの収益を注視したいところです。
文・はせがわあきこ
https://fuelle.jp/archives/90019