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安倍晋三元首相=3月25日、国会内(矢島康弘撮影)

韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)次期大統領が日本に派遣している政策協議代表団は27日、自民党の安倍晋三元首相と会談した。都内で記者団の取材に応じた団長の鄭鎮碩(チョン・ジンソク)国会副議長は、慰安婦問題をめぐる2015年の日韓合意について「政府間の公式合意と認識しているが、被害者の心の傷を癒し、名誉と善厳を回復しなければならないという合意の精神も看過してはならないと申し上げた」と述べた。

いわゆる徴用工訴訟で原告側が差し押さえた日本企業の現金化問題についても「日本側の懸念はよくわかっていると説明した」と話した。

代表団は28日に5日間の訪日日程を終え、帰国する。鄭氏は「私たちが会いたいと思う要人がひとりも断らず、皆会って深い意見交換ができた。韓日関係をこのまま放置してはならないという認識で一致した」と評価した。

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