0001きつねうどん ★
2022/05/03(火) 06:21:29.82ID:CAP_USERバースデーケーキを受け取り喜ぶメリ・ミオンさん/Laura Kreider/DVlDS/US Army Garrison Italy
(CNN) 米軍がこのほど、イタリア北東部ビチェンツァで、90歳になる女性に新しいバースデーケーキを届ける式典を行った。ちょうど77年前のこの日、同地で交戦していた米兵は、この女性の13歳の誕生日のために母親が作ったケーキを食べてしまっていた。
米軍の公式サイトによると、4月28日にビチェンツァの公園で行われた式典で、ピーター・ウォリス軍曹とマシュー・ゴムラック大佐は、白いデコレーションで覆ってフルーツを載せたバースデーケーキをメリ・ミオンさんにプレゼントした。翌29日はミオンさんの90歳の誕生日だった。
77年前の1945年4月28日、米軍の第88歩兵師団はビチェンツァでドイツ軍と戦っていた。
当時10代だったミオンさんは、自宅の農場近くでドイツ軍が行った砲撃を受け、母親と一緒に屋根裏に身を隠した。
翌朝目覚めると、母親がミオンさんのために焼いて窓辺に飾っておいたバースデーケーキが、米軍に持ち去られていた。
ゴムラック大佐はこの時のミオンさんの気持ちを「抜け目のない米兵にバースデーケーキを奪われて、彼女の幸せは失望に変わった」と代弁した。ウォリス軍曹は「ケーキを返すことができてうれしい」と感慨深げだった。
この時の戦闘では米兵少なくとも19人が死傷した。戦闘が収まるとビチェンツァの住民は米兵との交流を深め、パンとワインでもてなしている。
何百人もの米兵やイタリア兵、警官、地元住民などが見守る中、ミオンさんは「明日は一生忘れることのないこの素晴らしい日を思い出しながら、家族全員でこのデザートを食べます」と言って涙をぬぐった。
https://www.cnn.co.jp/fringe/35187055.html