誰でもコンプレックスのひとつは持っているものだ。海外では、その悩みを打ち明けるも、共感してくれなかった相手に暴力を振るって、逮捕されてしまった人がいる。

 アメリカ・フロリダ州の住宅で、包茎をめぐり口論となった交際相手の男性を暴行したとして、この住宅に住む男が逮捕された。海外ニュースサイト『The Free Press』『The Smoking Gun』などが5月7日までに報じた。

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 報道によると同州の住宅で37歳の男性Aは、28歳の男と一緒に暮らしているという。Aと男は交際中の同棲カップルだ。同棲を開始した時期など詳細は報じられていない。

 5月4日午前5時ごろ、寝ていたAは男に起こされたという。2人は「男性器」について会話を交わしたそうだ。その際、男は「包茎の男性器を望んでいる」と話したが、Aの共感を得られずに口論に発展。男の男性器は割礼(陰茎包皮または陰核を切開、その一部を切り取る風習・儀礼)を受けており、包皮が亀頭を覆っていない状態だったと伝えられている。

 口論中に男は激怒。「Aは私の男性器に同情の気持ちがない」と叫んで、Aの髪を引っ張って、顔面を繰り返し殴ったという。Aを暴行した後、男は現場から逃走。駆け付けた警察によると、Aの顔面や腕は赤く腫れ、切り傷が見られたそうだ。Aが病院へ行ったかは不明だ。捜査を開始した警察は、男の行方を追ったという。

 しばらくして警察は、自宅裏の路上に駐車していた車の後ろに隠れている男を発見。男はAに対する暴行容疑で逮捕された。男は容疑を認めているという。Aと男は恋人関係を解消し、すでに別れているそうだ。2人が別れたのは事件前後とみられる。

 このニュースが世界に広がると、ネット上では「一般的には、ムケている方が理想的な男性器だと思うが」「男に共感できない」「自分の性器にコンプレックスを抱いていた男。否定されてカッとなったに違いない」「双方とも相手を思いやる気持ちがないのだろう。別れて正解」といった声が上がった。

 体の悩みを打ち明けたのに、共感してもらえずに否定的なことを言われたら、怒りたくもなるだろう。だからといって、相手の顔面を殴るなど、暴行を加えてよいはずはない。刑務所で反省してもらいたいものだ。

記事内の引用について
Florida Man Arrested After Beating Ex-Boyfriend Over Circumcision Dislike(The Free Press)より
Circumcision Rage Leads To Florida Bust(The Smoking Gun)より

https://npn.co.jp/article/detail/200021362/