増税派は
国のバランスシートを説明せずに借金部分だけを誇張して
国民に対し増税圧力をかけている。

一方でリフレ派の欺瞞は
国民のポケットからコッソリと円購買力を盗むだけなく、
バランスシートの説明で「基本財産」を言わない点にある。

企業でも「基本財産」は、その存立に関わるわけで売るに売れない。
例えば国が借金で行き詰れば、
皇居の広大な土地をも真っ先に売るのかという問題だ。

実際そんなことはなく、
リフレによって金持ちの資産を膨張させた後のツケは
やはり国民側の負担増によって賄われる。増税に加えて、
現在の円安物価高の状況をみてもわかるだろう。

この両論の黒幕は財界であり、
財務省も財界の言う通り消費増税を二タケに上げたし、
リフレ派の政策によって財界は資産が大幅に膨脹した。

円で生活をおくる国民側からすれば、
税金という目に見える形でカネを盗られるか
円購買力低下という見えない形でカネを盗られるかの違いなだけで

両方が進めば、掛け算的にカネを盗られる仕組みであるというわけ。