首都高で横転事故を起こした後に、およそ25メートル下の川に飛び込んで逃走した男が、事故を報告しなかった疑いで逮捕された。

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逮捕された片岡蓮容疑者(24)(30日午前 大塚署)

道路交通法の報告義務違反の疑いで逮捕されたのは解体業の片岡蓮容疑者(24)。けさ、身柄を検察庁に送られる際、じっとカメラをにらみつけるような仕草を見せた。

片岡容疑者は、きのう午前2時半ごろ、東京・葛飾区の首都高中央環状線の橋で、運転していた車が横転したにもかかわらず、110番通報をするなど事故を申告せず、そのまま逃走した疑いが持たれている。

警視庁高速隊によると、片岡容疑者は、橋の上から、およそ25メートル下の綾瀬川に飛び込んだという。目撃者によると、片岡容疑者は、事故直後は、車の中に閉じ込められていたようだが、その後、這い出てきて、川に飛び込んだという。

単独事故だったものの、車は大破。乗っていたのは容疑者1人だけだったとみられている。未明の川は真っ暗で、警察官が到着した際、誰もいなかったという。

警視庁は、車の所有者照会などから、当時、運転していたのは片岡容疑者だったことを突き止め、自宅から任意同行。事故発生からおよそ12時間後に、容疑者を逮捕した。呼気検査の結果、アルコールは検出されなかったという。

当時、プライベートで車を運転していたという容疑者。なぜ、未明の川に、橋から飛び込んで逃げたのか。調べに対して「運転していて事故を起こしそのまま現場を立ち去ったことに間違いない。気が動転していた」と供述している。

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