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リムパック参加に向けて出港の準備を終えた大型輸送艦「馬羅島(マラド)」 韓国海軍

韓国が米ハワイ沖で行われる多国籍海上訓練の環太平洋合同演習(リムパック)に過去最大規模で参加する。

海軍環太平洋訓練戦団が31日、済州(チェジュ)海軍基地を出港した。1990年に初めての参加して以降、最大規模の戦力を送るというのが海軍の説明だ。

参加戦力には大型輸送艦「馬羅島(マラド)」(1万4500トン級)、イージス駆逐艦「世宗大王(セジョンデワン)」(7600トン級)、「文武大王」(4400トン級)の艦艇3隻、潜水艦「申ドル石(シン・ドルソク)」(1800トン級)に、海上哨戒機P-3(1機)、海上作戦ヘリコプターLYNX(2機)、そして韓国型上陸突撃装甲車(KAAV)9両も含まれた。

海兵隊1個中隊、特殊戦戦団4チーム、59機動建設戦隊など将兵およそ1000人が派遣される。海軍は規模と任務を考慮し、戦団長を初めて大佐から准将に上げた。戦団長のアン・サンミン海軍准将は今回、遠征打撃団長として、米海軍強襲揚陸艦「エセックス」(LHD)など8カ国の水上艦13隻と9カ国の海兵隊兵力1000人を指揮する予定だ。

今年のリムパック訓練には、主催国の米国をはじめオーストラリア・カナダ・日本など26カ国が艦艇38隻、潜水艦4隻、航空機170機、兵力2万5000人を動員する。リムパックは米国が主導する世界最大規模の多国籍海上連合訓練。米国・オーストラリア・カナダ・ニュージーランド4カ国の海軍による1971年の年次軍事訓練が出発点。有事の太平洋重要海上路確保と太平洋沿岸国の海軍間の作戦能力強化を目的に始まった。1974年からは隔年制に変わり、韓国は90年から参加した。

もともとソ連の挑発に備える性格の訓練だったが、最近は中国牽制に変わった。中国は米国の招請で2014年と16年にリムパックに参加したが、米国は中国の南シナ海軍事化に抗議して2018年から招待していない。

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