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「原水爆禁止国民平和大行進」でつじ立ちする参加者=10日、鹿児島市

 核兵器や戦争のない世界を目指し、全国を巡る「原水爆禁止国民平和大行進」が10日、鹿児島県本土で始まった。ロシアのウクライナ侵攻などを受け、軍備増強の風潮が強まる中、「今こそ平和を求める声を上げよう」と訴えた。

 8月に広島、長崎で開かれる原水爆禁止世界大会に向け、奄美大島を皮切りに24日まで県内を回り、熊本へつなぐ。65回目。新型コロナウイルス感染防止のため3年連続で行進は控え、つじ立ちで呼びかけた。

 鹿児島市のみなと大通り公園であった出発集会には市民団体など約60人が参加し、国連で採択された核兵器禁止条約への批准や防衛費増大の阻止を求めた。県原爆被爆二世の会の岡元均副会長(65)は「軍拡の先には戦争しかない。長崎、広島に続く被爆者を絶対に出してはならない」と話した。

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