崖っぷちの社民党、存亡かけた参院選 結党77年、政党要件失う恐れ…起死回生の一手は [きつねうどん★]
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参院選に向けた意気込みを話す社民党の福島瑞穂党首=16日、参院議員会館で
早くも立候補予定者が街中でマイクを握り、戦闘モードの参院選(7月10日投開票)。選挙戦は自公政権の評価が問われる一方、党の存亡をかける老舗政党にも審判が下される。結党から77年の社民党だ。得票率が2%を下回ると政党要件を失い、その後の選挙活動が不利になり衰退に歯止めがかけられなくなる。各マスコミからは「背水の陣」「崖っぷち」「土俵際」とも表現される。長年、自民党政権と対峙してきた社民党。起死回生の一手はあるのか。(特別報道部・宮畑譲、木原育子)
◆一時は衆院で140議席近く 今は衆参1人ずつ
まさに危急存亡のときにある党のトップ・福島瑞穂党首が16日午後、東京・永田町の参院議員会館で「こちら特報部」のインタビューに応じた。
「こんにちは。よろしくお願いします」。ジャケットの色がショッキングピンクということもあってか、思いのほか明るい雰囲気で現れた福島氏。「社民にとって正念場なのは間違いない」と認め、自身も比例代表で出馬することもあり「頑張ります!」と力が入る。
平成の初めごろには、衆院で140議席近くあったが、今や1議席。福島氏と合わせて衆参の所属議員は2人だけだ。衰退が止まらない理由については「労働組合に支持してもらってきたが、いろいろ政党ができた。その中で党の働き掛けが功を奏していない」と分析する。
2020年に一部議員らが立憲民主党に合流、党が分裂した経緯を聞くと、「立民が合流を呼び掛け、社民は残ったということ。合流しようとした人がいて、それはその人の選択。社民はあってよかったと思う」と振り返る。
党首としての責任を問う声には「長い歴史の中でいろんなことがあった。私も党首、副党首をやってきた。それも含めてみんなでやっていきたい」とやや歯切れが悪い。「あまり意見を聞かないという声を聞くが」と問うと、「よく聞くようにしています。チーム社民党として元気でやっています」と答えた。
◆比例で得票率2%以上取れるかが分かれ目
社民が「崖っぷち」と評されるのは、参院選の結果次第で政党要件を失う可能性があるからだ。政党要件を満たすには、所属国会議員が5人以上か、直近の衆院選か参院選の比例または選挙区全体で得票率2%以上を獲得する必要がある。
しかし、社民の国会議員は福島氏と昨年の衆院選で初当選した新垣邦男氏(沖縄2区)の2人。衆院選では比例、選挙区とも得票率は2%に満たなかった。
今回の参院選で4人当選させるのはかなりハードルが高く、比例で得票率2%を取れるかが、政党要件を満たすかどうかの分かれ目になる。政党要件を失えば、衆院選で小選挙区と比例代表の重複立候補ができず、小選挙区で政見放送を流せないなど、選挙活動が制約される。次の選挙では党勢拡大が難しくなり、さらなる衰退も予想される。
◆福島党首「9条堅持のため社民党は国会に必要」
そうした事態を何とか避けようと、今回は比例代表に前回の倍となる8人を擁立。選挙区でも前回から1人多い4人の公認候補を立て、票の掘り起こしを図る。福島氏は「どんなことがあっても比例120万票で1議席を取り、政党要件を満たす。そして、240万票の獲得と議席増を目指す」との目標を掲げる。
一方で、明るい材料もあった。前回衆院選で、地方組織が壊滅状態だった宮城県の比例で、前々回より得票数が伸びたのだ。「頑張ってほしいという気持ちが皆さんの中にあるからではないか」という福島氏は、党の存在意義をこう強調する。
「9条を守り戦争をさせない。新自由主義、資本主義を制限し、社会民主主義に転換するとパッケージで言えるのは社民党だけ。野党第一党のレベルにはなくても役割はある。社民党は国会に必要だ」
◆「山が動いた」1989年参院選 「マドンナ旋風」で自民に大勝
日本の戦後政治史で社民党の存在感は大きい。
前身の社会党は1945年11月に結成。保守勢力と競い合う二大政党制への国民の期待も強く、55年に党内分裂していた左右両派が統一され、与党自民党に対する野党第一党とし「五五年体制」を確立した。
89年参院選では、22人の女性が当選する「マドンナ旋風」で大勝。自民を上回る改選第一党に。土井たか子委員長は「山が動いた」と名言を残した。 93年に非自民連立の細川政権に参画。翌年6月の「自社さ連立政権」が転機に。委員長の村山富市首相が、違憲としてきた自衛隊を合憲に変えるなど基本政策を大転換。護憲のイメージが大きく崩れた。
96年に現在の社民に改名。2009年の民主党政権でも連立を組んだが、自民党政権に戻ると急速に支持を失った。19年に立憲民主党が社民に合流を打診し、最終的に合流賛成派と反対派で分裂。立民に合流する地方組織もあり、衰退は決定的となった。
16日、JR新橋駅周辺。東京都品川区の藤田寿興さん(82)は「社会党の時は憲法堅持の姿勢も良かった」と話す。満州で生まれ、戦後に引き揚げた後、広島で医師に。高齢になり、子どもが暮らす東京に昨年移り住んだ。「広島は被爆地で非戦の声も大きい。だけど、社民党になってからは期待できなくなった。議論が建設的でないのが一番大きい…」と答えにくそう。
「頑張っているのはわかるけど、いつもガミガミ言ってて、ちょっときつい」と話すのは、千葉県市川市で不動産業を営む男性(68)。部下の女性(42)も「社民ってまだいたっけ?と確認しちゃうレベル。ずっと崖っぷちの印象」と厳しい。
◆徹底して弱者を援護する政治姿勢はこれからも必要
とはいえ、このまま消滅の道をたどるのか。
実業家の西村博之氏はツイッターで「社民党の考えに同意することは少ない」としつつ、「日本社会にとって社民党は存続してた方がいいと思うんだけどな」とつぶやいた。
細川政権で首相特別補佐を務め、自民の橋本内閣で経済企画庁長官を歴任した田中秀征氏は「思想的には違うが、社会党時代から明快な憲法観と歴史認識を持つ政党として敬意を抱いてきた」と切り出した。「冷戦の終結や五五年体制の崩壊などの時代の変化に対応できず衰弱したが、徹底して弱者を援護する政治姿勢はこれからも必要とされている。このところの内外の激動の中で、存在感が増しているのではないか」と語る。
◆かける言葉も同情もないが…
そんな社民に起死回生の一手はあるのか。
米国出身の放送プロデューサーのデーブ・スペクターさんは「今回の選挙は、各党で有名人の出馬が多いのが特徴。社民も著名な文化人らを候補に立て、逆に『社民党を変えます』とムーブメントを起こすぐらいの気概をもつべき。どん底から、はいあがる象徴になるかもしれない」とする。
今回の選挙では、自社さ時代に決別した政治団体「新社会党」とも共闘する。政治ジャーナリストの泉宏さんは「社会党時代のオールメンバーで、あらゆる世代に訴えるのも手だ」と提案。「ノスタルジーによって投票行動が変わるかもしれない。社会党時代からの歴史を背負って戦う福島さんも正念場だ」とみる。
自民の元副総裁の山崎拓氏は「かける言葉も同情もない」としつつ、1983年に中曽根康弘・元首相と石橋政嗣・元社会党委員長が「安保、憲法」をテーマに白熱の討論を繰り広げたことを振り返る。
「昔の国会は論争ができたが、今の社民は議論ができないね。それは社民だけでなく野党全体、自民党もだ。安倍晋三元首相も感情的に物を言っていただけだった。政治は論争があってこそ。選挙を経て、健全な国会に戻ってもらいたい」と語った。
◆デスクメモ
例えば、見ず知らずの土地で役所内部の不正を調べようとする。取材の取っかかりは、社民党系や共産の議員に話を聞きに行くというのはよくある。役所の執行部を厳しく追及するため情報も多く持っているからだ。その監視機能が薄れることになるのは、国民にとっては不幸だ。(六)
※6月17日付の東京新聞特報面に掲載
https://www.tokyo-np.co.jp/article/184026/ >>1
反日みずほ
インドネシアまで行って
慰安婦探しをしたみずほ
なんなんだこいつはよ!! 通販であらゆるシミ取りを試してもダメだったんですぅ たかがこんな議席数でんNHK党首討論では
いっちょ前に時間だけは使うんだよなw
それも終わりだ。瑞穂の顔を見なくて済む、清々するわ 伊世谷夏子の一件で苦言を垂れた常識ある支部に
箝口令強いた時点でこいつら底なしのクソだと思ったわ。 貴族社会はいずれ消える
信者獲得やプロパガンダにも失敗している >>11
反日奴が更なる反日売国奴につぶされるだけ 党より党首の問題
思いますぅ!とか言ってる人が党首の党に日本の未来託す気にならんだろ >9条を守り戦争をさせない。新自由主義、資本主義を制限し、社会民主主義に転換するとパッケージで言えるのは社民党だけ
確かにそうだね。50年間旧態依然の主張を振り回しているのは社民党だけだね
ただ、共産党が社民化してきているのか笑える 毎年有権者が若くなれば党の支持者も変わってくるのに何も変えず常連さんに甘えてそのままきちゃったってことだろう。街場のスナックに例えるならばママだけで77年は常連さんは繋ぎ止めて置けない。スナックみずほの、みずほママはどうするべきか、俺はここで書かないけれど、一般社会で働いた経験があればわかると思うけど理解できないんだろうな。 前身の社会党は拉致問題や阪神淡路大震災で政党の本質がばれたから
車いす問題でダメ押しもうダメぽミズぽ >例えば、見ず知らずの土地で役所内部の不正を調べようとする。
取材の取っかかりは、社民党系や共産の議員に話を聞きに行くというのはよくある。
役所の執行部を厳しく追及するため情報も多く持っているからだ。
その監視機能が薄れることになるのは、国民にとっては不幸だ。
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