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高機動ロケット砲システム「ハイマース」

【ワシントン=坂本一之】米国防総省は1日、ウクライナに対し高機動ロケット砲システム「ハイマース」用のロケット弾など最大5億5000万ドル(約720億円)の追加軍事支援を行うと発表した。

追加支援はハイマースのロケット弾に加え、長射程・高火力の155ミリ榴弾(りゅうだん)砲の砲弾7万5000発を含む。ハイマースや155ミリ榴弾砲はすでにウクライナ軍が戦闘で使用しロシア軍に打撃を与えているとされ、今回は砲弾などを補充する。

ブリンケン国務長官は1日発表の声明で、追加支援の武器について「ウクライナ軍が自国を守るために戦場で効果的に使用している」と強調。国防総省は「変化する戦場に応じて同盟国やパートナー国と協力し支援を続ける」としている。ロシアによるウクライナ侵略開始後、米国がウクライナに実施してきた軍事支援は計80億ドルとなる。

ブリンケン氏とサリバン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)、ミリー統合参謀本部議長は同日、ウクライナ側と電話会談を開催。米国の永続的な支援について協議し、今回の追加支援内容などを伝えた。

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