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ピンクのスーツで台湾に来たペロシ議長(提供:Taiwan Ministry of Foreign Affairs/AP/アフロ)

 アメリカのNo.3であるナンシー・ペロシ下院議長が、8月2日、台湾を訪問した。翌日には蔡英文総統と会談し、「台湾と世界の民主主義を守る」と表明。これを受け、蔡総統は「訪問は米国議会の台湾への揺るぎない支持」と歓迎した。

 実は、現職の下院議長の台湾訪問は、1997年のギングリッチ氏以来25年ぶりになる。ペロシ議長は中国に最も厳しい政治家の一人として知られることから、中国側は「必ず報復する」などと繰り返し警告してきた。実際、台湾周辺には米中の空母が集まり、一触即発の状況になっていた――。

 だが、そんな緊迫をよそに、日本のツイッターではペロシ議長をネタにした大喜利状態が続いていた。2004年にブレイクしたお笑い芸人ヒロシとペロシの語感が似ていることから「ヒロシです……」の自虐ネタが使われたのだ。

《ペロシです。本当は台湾より東京デズニーランドに行きたかとです》

《ペロシです みんなが、「行くな」と言われたら 行きたくなるとです》

《ペロシです。台湾混ぜそば、混ぜすぎて気絶しました》

《ペロシです。台湾に訪問すると 中国が歓迎のミサイルを打っとです》

《ペロシです。台湾に訪問して中国を怒らしてしまったとです ペロシです。今回の報道で私の名前を初めて知ったという人ばかりです。一応下院議長という目立った仕事しとるとです》

《ペロシです。アメリカから台湾に出張です。遠いとです。ペロシです。明日は日本です。もう帰りたいとです》

《ペロシです あとは日本に任せるとです》

「ペロシ議長はイタリア系アメリカ人なので、発音は『ペロースィ』が近いそう。イタリアには、第2次世界大戦の海軍軍人の名前を採用した『サルヴァトーレ・ペロースィ』という潜水艦もあります」(軍事ライター)

 アジア歴訪中のペロシ議長は、5日に岸田首相と朝食会に臨む予定だが、思わぬところで登場したヒロシも苦笑いしているかも。

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