米海軍は5日、太平洋上に展開する原子力空母ロナルド・レーガンによる演習を日本の報道陣に公開した。

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甲板に戦闘機などが並ぶ米空母「ロナルド・レーガン」(5日、太平洋上で)=飯島啓太撮影

 訓練では、戦闘攻撃機「FA18スーパーホーネット」を次々に発艦させたほか、格納庫や 操舵そうだ 室なども公開した。同艦は同日正午の時点で、米海軍厚木基地(神奈川県)の南約500キロの地点を航行していた。

 艦長のフレッド・ゴールドハマー大佐によると、甲板に四つのカタパルト(射出装置)を備えており、発艦は90秒おき、着艦は45秒間隔で行うことが可能という。

 台湾周辺では、中国軍が大規模な演習を実施している。同艦が所属する第5空母打撃群司令官のマイケル・ドネリー少将は、「海上自衛隊と共に、インド太平洋地域の平和と安定に尽力する。いかなる脅しや挑発にも屈しないことは、アメリカの立場として明確だ」と述べた。

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