0001きつねうどん ★
2022/08/15(月) 08:05:37.99ID:CAP_USERhttps://image.itmedia.co.jp/business/articles/2208/15/th_ika0.jpg
エムテックが新たに開発したイカ専用のアニサキス検出機器「イカセン」(同社提供、以下同)
「イカセン」は据え置きタイプ。B5用紙とほぼ同じサイズ(18センチ×25センチ)のステンレス製のボックス型機器で、厚さは3.5センチ。中にLEDライトを搭載しており、アクリル製の天板にイカを載せると、LEDによる白色光で寄生虫を見つけやすくする。
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ステンレスでできたボックス型の据え置きタイプの装置
本体価格は2万円台に設定。飲食店やスーパーマーケットのほか、釣り愛好家など個人客への販売も見込んでいる。
同社は6月、ハンディタイプのアニサキス検出器「ワームチェッカー」(本体価格2万円台)を発売した。紫外線を照射することで寄生虫を見分けやすくする機器で、水産会社や個人客などが購入に至るなど、反響が大きかったという。
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エムテックが6月に発売したハンディタイプの検出器「ワームチェッカー」
一方で、ワームチェッカーは対象がサバやアジなどの青魚で、イカには対応していない。釣り好きの個人客などから「イカに対応した機器もほしい」と要望があり、開発室長の根来昌平さん(75)が中心となって開発に至った。
同社はこれまでに、青魚やイカなどすべての魚に対応した据え置きタイプの検出器「アニサキスウォッチャー」(同6万円台)の開発実績があり、現在も主に業務用として販売している。今年に入り、大手スーパーが関東の店舗に100台導入するなど手応えを掴む。
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LEDによる白色光で寄生虫を見つけやすくする
今回、「イカセン」「ワームチェッカー」と用途を分けることで、小型化・低価格化に成功した。今後、業務用のみならず、個人向けの販路開拓も目指す。
根来さんの父親は約30年前、サバ寿司を食べてアニサキスによる食中毒被害に遭った。当時は内視鏡でアニサキスを除去する技術も進んでおらず、開腹手術を受け1週間の入院生活を送ったという。アニサキス検出器の開発は「言わば父の敵討ち」と笑みを浮かべる。
根来さんは4年前に社長を長男の繁さん(48)に引き継いだ後も、開発室長として現場に立ち、ものづくりに情熱を注ぐ。次は一体、どんな商品を生み出すのだろうか。
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