突然、「選挙ギャルズ」なるアカウントが始まり、いかにもなギャル風の言葉使いによって、女性の若い世代の中に今の政治に対する問題意識が起きているかのような喧伝が始まった。

多くの人は、実際のギャル達が使う言葉使いで演出されたものと見抜き、しかもそれが特定野党が企画したものだろうと予測した。この「選挙ギャルズ」アカウントが共産党や社民党関係者とその支持者らによって拡散されていることで、少し「痛さ」すら感じさせるやり方に、もう社民党や共産党は末期状態に突入していると考えられたのも、宜なるかなと思わないでもない。

https://twitter.com/kirayoshiko/status/1561103227697111040?s=20&t=ERXiVjXSswfom2q6HBMP_g

8月13日に最初のパレードが企画されたが、台風接近により開催が延期され、8月20日、改めてパレードが企画、開催されたことで、初めて「選挙ギャルズ」の実態が白日の下に晒されたわけだが、その中身は、「選挙ギャルズ」は我々聴衆の予測を遥かに凌駕する凋落ぶりを示していた。

大方の予想通り、社民党と日本共産党が企画した「ラブピパレード」なるデモ行進は、ギャルなどとは程遠い年代の女性が100名ほど集まっただけで、その「痛さ」加減には落胆すら感じさせるものとなった。

「選挙ギャルズ」のパレードに使用されていた街宣車が、共産党の吉良よしこ議員の選挙カーと同じ車体が使用されていたなどと言うのは、私には興味がない。

注目すべきは、社民党と日本共産党のあまりに時代錯誤感ではないだろうか?

「選挙ギャルズ」アカウントがギャル風味の言葉を使って、いかにもな発信をすることが、何かの新たなムーブメントに繋がると考えたことは、社民党や日本共産党には然るべく頭脳が存在していないことを意味する。

「選挙ギャルズ」サイトでは8月20日のパレードの案内と共に、下記のような「持ち物」と称する中身が記載されていた。そもそもギャルがグラサンをしているのか?ピンク色の持ち物がかっこいいと思っているのか?と言う素朴な疑問以外に、「選挙ギャルズ」サイトに出ているギャルたちのアバターが、20年以上前のギャル感に満たされていると言うことが問題なのだ。

「飲みもの(熱中症きをつけよぉ~!)
適宜グラサン、ピンク色の何か、アゲな気持ちぃ
あとは好きなもの着てきて💖」

40代、50代のおよそギャルとは無縁だったような人々が、自分たちが見たことがあった記憶の中にあるギャルになりすまそうと、それは幻想以外の何者でもなく、今のギャルを勉強しようと原宿や渋谷に出かけたとて、オバサンたちは自分たちの常識では理解の及ばない今の若い世代の女の子を見て、めまいを起こすくらいしか出来ることはない。

これは何も「選挙ギャルズ」をでっち上げた社民党や日本共産党に限ったことではなく、オバマ以前のアメリカと同じで、今の日本の野党はイデオロギーや思想を最初にぶち上げ、それに沿って社会の構造、変化を作り上げようとする戦略をとっており、このやり方そのものが既に時代に大きく遅れをとっている。
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