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鹿児島の桜島付近の空で29日午前6時ごろ、「青い帯」のような2本の光の筋がまっすぐに伸びている様子が目撃されました。日の出直前の白み始めた地平線付近から、上空へと放射状に伸びています。

MBCスクープ投稿には、「青い帯」を撮影した写真が鹿児島市だけでなく指宿市からも届きました。その正体は?

MBCウェザーセンターによりますと、太陽が昇ろうとする地平線側から伸びていることから、「雲の影」ではないかということです。

写真では、桜島周辺には太陽の光を遮るような雲はないように見えます。しかし、地平線の向こうに側に雲があれば、雲自体は見えなくてもその影だけが放射状に延びて見えることがあるのです。ただ、太陽が高くなると、その影は遠くまで届かず、見えなくなってしまいます。

桜島上空に出現した「青い帯」は、地平線の向こうに隠れた雲の日の出直前のわずかな時間だけ見せてくれた“いたずら”だったのかもしれません。

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