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2022/11/09(水) 00:32:09.12ID:RbxwHyxnさしせまる中国侵略戦争
アメリカ帝国主義・バイデン政権は、10月12日に公表した「国家安全保障戦略(NSS)」で「中国は国際秩序の再構築をめざす意志と力をもつ唯一の競争相手」と確認し、「中国を打ち負かし、ロシアを抑えつける」ことを国家戦略の柱に据えるとあらためて明言した。27日発表の「国家防衛戦略(NDS)」では、あらためて最優先課題はロシアではなく中国と強調。また同日発表の「核戦略見直し(NPR)」でも「中国が野心的に核戦力を拡大している」として、これに対処するため「米国は核兵器の近代化計画を推進する」と明記した。
米帝は、2008年リーマン・ショックを契機に爆発した大恐慌の打撃から根本的に立ち直れないまま、コロナ・パンデミックの直撃を受けてさらに野放図な金融緩和と財政出動を強行し、その矛盾を一層増幅させた。同時にこの過程で進行したのは、米国内の労働者階級と資本家階級との階級対立の先鋭化であり、ブラック・ライブス・マター(BLM)運動の爆発や労組結成・ストライキの激発といった階級闘争の高揚だった。それと同時に、アフガニスタンからの米軍撤退に象徴されるように、米帝の世界支配の崩壊的危機が進行した。こうした危機の中で米帝は、自らの世界支配に対する唯一の対抗軸となりうる中国スターリン主義体制の転覆を通して、自らの世界支配を暴力的に再編・再建しようとしているのである。米帝の中国侵略戦争への突進の中でウクライナ戦争が引き起こされ、世界戦争・核戦争の危機が生み出されているのだ。
とりわけこの間、バイデン政権は、台湾が米帝の支配下、勢力圏にあると示すように台湾への軍事的支援や政治的介入、軍事演習などを繰り返してきた。これに対して中国スターリン主義も、10月の中国共産党第20回大会で「祖国の完全統一は必ず実現しなければならず、必ず実現できる」「決して武力行使の放棄は約束しない」(習近平総書記)と宣言し、台湾問題では一歩も引かないことをあらためて強調した。