https://tokyo-sports.ismcdn.jp/mwimgs/5/8/800w/img_58fe6445f5977a33a95508002a2faf2f240634.jpg
アライグマを盗むロシア兵士(ウクライナ内務大臣顧問アントン・ゲラシチェンコ氏のツイッター@Gerashchenko_enから)

 ロシア兵士がウクライナ・ヘルソン市の動物園からアライグマとラマを誘拐しようとしたところ、猛反撃を受けた。その場面が映像に収められており、ウクライナ国民の間で広がっている。戦争では国が一致団結して敵と戦わないといけないが、ウクライナでは動物にまで、この考え方が広がっているとして話題になっている。英デイリー・スター紙などが14日、報じた。映像の出どころは不明。映像を最初にツイッターに投稿したのは、ウクライナ内務大臣顧問アントン・ゲラシチェンコ氏だった。

 動物の盗難の映像が拡散し、1人のロシア兵士がアライグマを追いかけ、他の兵士がラマをトラックに乗せようと奮闘している様子が映っている。しかし、反転攻勢に遭ってしまった。映像を見た多くの人が「こんな小さなヤツもロシア兵と戦っていた!」と驚いているという。

 ゲラシチェンコ氏はツイッターで「ロシア軍がヘルソンから撤退している間、ロシア兵士は地元の動物園から動物を盗もうとした。しかし、ビデオでは、アライグマは全力で戦っている」と記した。ロシア兵士たちの意図は不明。ツイッターでは「ロシア軍は十分な食料配給を受けておらず、食べるために盗んだのではないか」と推測する人もいる。また別の人は「ロシア軍が装備と武器を置き去りにしながら、動物園からわざわざ動物を盗むだろうか? 転売してもうけようとしているのではないか」と指摘している。

https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/245024