ロシアはウクライナでなく日本攻撃を準備していた...FSB内通者のメールを本誌が入手
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2022/11/fsb-1.php

21年8月に始まった「反日情報キャンペーン」
FSBは2021年8月、第2次大戦中に日本の特殊部隊がソビエト連邦の国民に
拷問を与えたとする文書や写真などの機密を解除した。
内部告発者によれば、こうした機密を解除して「ロシア社会で反日情報キャンペーン」を
開始するのがFSBの目的だったという。「機密解除はまさに唐突で、
ほとんど予想外と言える動きだった」とメールには書かれている。

「しかしロシアのメディアは8月16日、文字どおり爆発的に報道を開始し、
それと同時に、機密解除された文書についての論調も一変した。
たとえば、日本が細菌兵器開発のためにソ連軍の捕虜を使って残酷な実験を行ったり、
捕虜を非人道的に扱ったりしたと報じた。捕虜の拷問に使われた
シラミについての話が、至るところで書き立てられた」

内部告発者によれば、2021年夏には「日本に対するロシアの諜報活動が
活発に行われていた」ようだ。「彼らは、日本は残忍な生物化学の実験を行い、
残酷で、ナチズムへと向かう性向があると主張することに賭けようとした。
日本は、第2次大戦後に非武装化されるべきだったが、
そうした『規制』に違反しており、ロシアを危険にさらしている、と」