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交代時、怒りの表情のC・ロナウド(ロイター)

【FIFAワールドカップ】1次リーグH組最終戦、韓国がポルトガルに2―1で逆転勝ちし、2位で決勝トーナメント進出を決めた。この試合でポルトガルのエースFWクリスチアーノ・ロナウドが、自身に暴言を吐いた韓国人選手に対して怒りを見せた。

 韓国が同点に追いつき迎えた後半20分、C・ロナウドはMFアンドレ・シルバ(ライプチヒ)と交代した。ポルトガルメディア「アボラ」によると、その際エースは「俺をそんなに急いで外したいのか!」とベンチの方に向かって激怒し絶叫。DFペペ(ポルト)に慰められていたという。

 C・ロナウドは同メディアに状況を説明。「何があったかというと、交代する前に韓国の選手から『早く出て行け!』」と言われたので『黙っていろ!』と言ったんだ。彼にその権限はない」と、交代を命じたベンチではなく、韓国選手とモメたことを明かした。「論争になる必要はない。ゲームの熱気。何が起ころうとも、物事は常にピッチの上にある」と続けた。

 また、ポルトガルのフェルナンド・サントス監督もこの件について説明。「ロナウドは確かに怒ってピッチを出たが、彼を侮辱してピッチから追い出した韓国の選手に対して。ロナウドは彼に返事をしたが、それは全く普通のこと」とC・ロナウドをかばった。

 この韓国選手が誰かは明かされていない。韓国とC・ロナウドといえば、2019年にユベントスの一員として韓国で親善試合を行った際、45分プレーする約束がありながらピッチに立たなかったことで韓国で非難され、因縁関係にある。
 
 遺恨は今大会で〝精算〟されるどころか、さらに過熱してしまった格好。まだまだ尾を引きそうだ。

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