愛知県豊川市のコンクリート会社「ゴトウコンクリート」が開発したワイン醸造用タンクが、生産者の注目を集めている。 木樽きだる 特有のにおいがなく、外気温の影響を受けにくい特長が、本場の欧州でも人気だという。

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約1000リットルのワインが入る醸造用コンクリートタンク(愛知県新城市で)=菅野靖撮影

 同社は日頃、道路の側溝などを製造しているが、松林秀佳社長(57)のワイン好きが高じ、2020年5月から新事業としてタンク製造を始めた。容量は549リットル~1014リットルの4種類。21年秋に国内最大の飲料品見本市「ドリンクジャパン」に初出展すると、多くの生産者から問い合わせが来たという。

 松林社長は「反響に驚いている。これからも日本のワインを応援していきたい」と話している。

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