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国連安保理の会合に出席するロシアのネベンジャ国連大使=10月27日、ニューヨーク(EPA時事)

 ウクライナ外務省は26日、侵攻を続けるロシアについて、国連から追放するとともに安保理常任理事国の地位を剥奪するよう加盟国に呼び掛ける声明を発表した。実効性は不透明だが、国際社会にロシアへの一層の圧力を求める意図がありそうだ。

 1991年のソ連崩壊後、ロシアが継承国となるに当たり、正式な手続きが踏まれなかったことを問題視している。声明はチェコとスロバキアが分離した際、必要なプロセスを経ていたと説明した。

 その上で「ロシアの行動は(国連加盟の条件である)平和愛好国の概念に反する」と主張。2014年のウクライナ軍事介入やこれまでの南・東部の一方的「併合」などを問題視した。また、日本の北方領土に対する「不法占拠」の継続も理由に挙げた。

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