0001きつねうどん ★
2022/12/31(土) 14:11:08.80ID:xqC41qmi(NNNモスクワ支局)
■「年末イベントはありません」
22年12月12日、ロシア大統領府は毎年行われてきたプーチン大統領“年末恒例”の「新年を迎えるレセプション」はやらない、と発表した。バンドも入る、いわば“忘年会”である。中止理由の説明はないが、ウクライナ侵攻であることは疑いない。
30万人もの動員兵を氷点下の戦場に送り出しておきながら、自らは暖かなクレムリンでワインを傾ける姿は見せられない…ということだろう。
■勝負に出たプーチン大統領
プーチン大統領が「動員」を口にしたのは、ウクライナ侵攻開始から7か月後の22年9月21日だった。「ロシアと国民を守るために、あらゆる手段を行使する。はったりではない」と本気を強調し、それまで「やらない」としてきた「動員」に手を出した。
「“1000キロを超える戦闘ラインができた”から数が必要だ」と、必死に国民の理解を求めたのである。その上で今回は「現在、予備役に就いている市民。とりわけ軍に勤務し、特定の専門と経験を持っている市民だけが徴兵の対象」となる「部分的動員」だと説明している。ひとつの勝負に出た。
■“土足”で入ってきた“戦争”
即日発効した「部分的動員」大統領令に対して、モスクワでも抗議デモがあった。22年2月の侵攻開始時にはなかったことから、国民が受けた衝撃の大きさがわかる。
日本では「ロシアは戦時下の国」とのイメージがあると思うが、実際の生活は極めて“普通”だ。物価指数は前年比約14%上昇したが、一部の外国製品を除いてスーパーにない物はない。「動員」が発表される前まで、ロシア国民にとって「ウクライナ侵攻」は、“どこか遠くの国のお話”というムードがあった。それが突然、“土足”で家に入ってきたのだ。
つづき
https://news.ntv.co.jp/category/international/9d7aac801af343dbb8b4b3801bebfa8b