1/8(日) 19:45 毎日新聞
https://news.yahoo.co.jp/articles/53898a398c1c3234631e321bb28048ab2a398f8b

 ロシアによる侵攻から逃れ、福岡県太宰府市の日本経済大で学ぶウクライナ避難民学生19人が8日、市中央公民館であった市の「二十歳のつどい」にあでやかな振り袖姿で出席した。日経大の学生受け入れに賛同して支援している市が事業者の協力を得て学生らの思いに応えた。

振り袖姿で「二十歳のつどい」に出席したウクライナの学生ら
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 学生らは市内の呉服店「きもの利久」で振り袖の着付けをしてもらった。その後、市中央公民館で、費用の一部を負担したイーエルイープランニング(福岡市)からの企業版ふるさと納税寄付金贈呈式、続いて二十歳のつどいに臨んだ。ウクライナには同様の習慣はないといい、学生らは若者に向けた中学校の恩師からのお祝いメッセージ動画などを興味深そうに見ていた。

 カテリナ・エクザルホヴァさん(20)は「素晴らしい振り袖で成人式(つどい)に参加でき、感謝している。皆、一生忘れられない特別な日になった」、ソフィア・ユルチェンコさん(20)は「着物姿の写真を両親に送って喜ばせたい。一生に一度の成人式に日本で参加できることは不思議な巡り合わせだと思う」と話した。