https://nazology.net/wp-content/uploads/2023/01/baef86189c8d5270880580f10fedd640-900x450.jpg

オーストラリア内陸に広がるアウトバック(砂漠を中心とする広大な人口希薄地帯)では、気温が45℃に達することもあり、動物たちは何とかして暑さをしのがなければなりません。

たとえば、コアラは冷えたユーカリの木に抱きつき、ウォンバットは冷たい地面に潜み、カンガルーは手首に唾をつけて体を冷やします。

一方で、ハリモグラはそのような方法を取っておらず、どうやって暑さに耐えているのか、長年の謎となっていました。

しかし今回、豪カーティン大学(Curtin University)の研究チームは、ハリモグラの用いる冷却技術をついに特定。

なんと彼らは「鼻ちょうちん」を弾くことで鼻先を濡らし、熱を逃す蒸発窓にしていたのです。

研究の詳細は、2023年1月18日付で科学雑誌『Biology Letters』に掲載されています。

つづき
https://nazology.net/archives/120614