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除籍処分を受けた今井瑠々氏

 立憲民主党(泉健太代表)は14日、鞍替えして今年4月の岐阜県議選に自民党推薦で立候補するために離党した今井瑠々氏を除籍処分とした常任幹事会の決定に関し、倫理委員会が「処分は妥当だ」と正式に発表した。

 今井氏は一昨年の衆院選で、岐阜5区から全国最年少の25歳で立候補して、自民党の古屋圭司衆院議員に競り負けたはしたが〝野党のアイドル候補〟として話題を集めた。

 立憲民主党の常任幹事会は1月17日に今井氏を除籍処分とした決定について、同党の倫理委員会に諮っていた。

 提起を受けた同委員会は審査をスタート。今井氏の離党届の写しを点検し確認。次期衆院選における公認候補予定者として支部長の職にありながら、自民党推薦候補として岐阜県議会議員選挙への立候補を目指している点については、地元紙を含めた複数の報道内容から事実であることを確認した。

 その結果、倫理規則適用の前提となっている事実は「確認されている」と判断。今井氏の行為の評価は、党規約48条に定められた「倫理の遵守に反するものである」として、倫理規約第2条で禁止されている行為に該当するとした。

 国会内で会見した岡田克也幹事長は「倫理委員会は今井瑠々氏に意見聴取の連絡をしましたが、まったく音信不通と言いますか、期限内に回答がなかった。ご本人の確認はできなかったということです」と明かした。
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