2/17(金) 6:01   TBSNEWSDIG
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自民党内の慎重派によって法案提出もままならなかった、いわゆるLGBT法案が、今国会でようやく進展を見るかもしれない。一方で、総理の秘書官がLGBT差別と取れる発言で更迭されるなど、性的マイノリティーへの差別意識は根深い。一般にLGBT法案に反対するのは、“保守”といわれる人たちだ。今回はこの“保守”とは何かを議論した。


■「LGBTの問題に取り組んだら、左翼だとか、自民党から出て行けとか言われてすごく驚いた」

稲田朋美衆議院議員。安倍元総理からの引きで政界入り。その安倍元総理をして「総理大臣候補」を言わしめ、安倍政権下で政調会長、防衛大臣を歴任した“保守のジャンヌダルク”と呼ばれた人物だ。

ところが、2021年の総選挙の目前にした時期、保守系メディアがこぞってバッシングを始めた。“いつからわきまえない女に” “稲田朋美が左翼の餌食となった”などの見出しが躍った。更に、選挙では落選運動が巻き起こった。

発端は2021年、稲田氏が「LGBT理解増進法案」推進の立場を明確にしたことだった。
ある雑誌は“LGBTで残念な稲田朋美氏”と揶揄し、選挙期間中、支援者のもとにはこんなハガキが届いた。「稲田朋美前衆議院議員に投票するのはやめていただきたい。…この法案は、性転換手術をしていなくても“私は外見上男でも心は女性なので、女子トイレ・女子更衣室・女子風呂に入ることを求めることができる”法案なのです」
加えて、“#稲田朋美落選運動”と書かれた車が走り回った。

自民党 稲田朋美 元政調会長
「私は自分では保守だと思っている。みんながすべての人が大切にされる社会を作る。それは保守が謙虚であることの表れなので。(中略)もともと歴史認識や靖国問題から政治の世界に入ってきたので、LGBTや未婚のひとり親問題に取り組むようになったのは後から…。これが保守と相反するというのはビックリ。だって、憲法改正にも、防衛問題にしても靖国の問題にしても、何にもぶれてない。なのに、LGBTの問題に取り組んだら、左翼だとか、自民党から出て行けとか言われたことにすごく驚いたんです。自分が正しいと思っていたから。落選運動は共産党系からだったので、右からも左からもやられた。今回は落ちるかと思った」

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