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ロシア軍の装甲車「BMPT-72ターミネーター」がウクライナ軍の攻撃を受けて破壊される場面だと伝えながらルハンシク州のハイダイ知事が載せた映像 [ツイッター キャプチャー]

ロシア国防省は1日、首都モスクワ郊外でドローン攻撃が試みられた翌日ウクライナ軍がクリミアを狙って再びドローン攻撃を実施したと主張した。

ロイター通信によると、ロシア国防省はこの日声明で「24時間の間にウクライナがクリミアの目標物に対し大規模ドローン攻撃を加えたがすべてはねのけた」と明らかにした。

また「ドローン6機は防空網に撃墜され、4機は電子戦で無力化された。死傷者など被害はない」と付け加えた。

国防省はこの日ウクライナ東部ドネツクとルハンシク地域でウクライナのドローン15機を撃墜したと明らかにした。

前日モスクワから南東に約110キロメートル離れたコロムナ、クリミア半島に近い南部クラスノダールとアディゲなどでドローン攻撃が試みられた。ロシアはこれらの試みをはねのけたとしたが、クラスノダール地域の油類貯蔵庫でドローン攻撃によるものとみられる火災が発生した。

それだけでなくサンクトペテルブルク空港上空で未確認物体が見つかり空港運営が一時中断されたほか、テレビとラジオの一部チャンネルがハッキングされて虚偽の空襲警報を放送することが起きた。

ロシア内陸部の本土が攻撃を受けたのは昨年12月26日にロシア西部エンゲリス空軍基地がドローン攻撃を受けてから2カ月ぶりだ。

クリミアは2014年にロシアが強制併合した地域で、ウクライナは今回の戦争を通してこれを取り戻すと公言している。昨年8月にクリミアのサキ空軍基地で大規模爆発が起きたのをはじめクリミアに対する攻撃の試みも続いている。

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