3/2(木) 6:19  KYODO
https://news.yahoo.co.jp/articles/a096d80d655e65baae475f50a96ce3a5f46de843

 【ワシントン共同】白川方明前日銀総裁は1日公開された国際通貨基金(IMF)の季刊誌への寄稿で、黒田東彦総裁による大規模金融緩和について「インフレへの影響は控えめだった。そして成長面でも効果は控えめだった」と批判した。

 寄稿は「変化の時 金融政策の基礎と枠組みを再考する時だ」と題した英文。「金融緩和が10年以上といった長期間続いた場合、生産性向上への悪影響が深刻化する」との見解を示した。

 日本では労働者を簡単に解雇できない独特の雇用慣行があるため、企業側は「将来の成長に確信が持てない限り、永続的な賃上げの実施には慎重だ」とも分析した。