3/15(水) 11:32    産経新聞
https://news.yahoo.co.jp/articles/3703d6a2c8cf3edf2d5e77f4f4b1189985c13b19

参院は15日の本会議で、国会欠席を続ける政治家女子48党のガーシー(本名・東谷義和)参院議員=比例代表=に対し「除名」を科す懲罰を与野党の3分の2以上の賛成で可決した。可決に伴い尾辻秀久議長が除名を「宣告」し、ガーシー氏は議員資格を失った。国会議員の除名は昭和26年以来72年ぶりで、現行憲法下で衆参合わせて3例目。国会欠席による除名は初めて。

【写真】国会前でガーシー議員の除名に反対し、声を上げる支持者ら

除名の可決は出席議員の過半数でなく3分の2以上の賛成が必要。採決は記名投票で行われ、投票総数236票のうち賛成が235票、反対が1票。

ガーシー氏はアラブ首長国連邦(UAE)などに滞在し、昨年7月の参院選で当選後、一度も登院しなかった。陳謝文を読み上げる今月8日の本会議欠席を受け、懲罰委員会は14日に「除名」の懲罰案を決定していた。