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JR田沢湖駅近くの物産館「田沢湖市」に設置されているクマ肉の自動販売機=秋田県仙北市で2023年3月17日、工藤哲撮影

 秋田新幹線などが通るJR田沢湖駅(秋田県仙北市)近くの物産館「田沢湖市(いち)」の出入り口付近に、地元で捕獲された野生のクマ肉の自動販売機がある。新幹線の利用客が主に買い求め、関東地方から通販で取り寄せたいという問い合わせも入るという。「クマの肉が手軽に買えるスポット」として注目されそうだ。

 「24時間営業中 ツキノワグマ 熊肉 250グラム 2200円」。自販機には価格などと一緒に、赤身と脂身たっぷりのクマ肉の写真も表示している。

 販売するクマは、地元猟友会のメンバーが市内の山で捕獲し、食肉処理施設で加工されたものだ。地元産のクマ肉を秋田土産にしてもらおうと、田沢湖市にある飲食店「そば五郎」の関係者が昨年11月に自販機を設置した。

 平均すると週10~15個の売り上げがあるが、クマの狩猟期間が限られるため品切れになることもあるという。そば五郎の担当者は「くせがなく、冷めても柔らかいのが特徴。煮込みからステーキまで幅広く味わえる」と話す。問い合わせは、そば五郎。【工藤哲】

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