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2023/03/27(月) 20:00:07.46ID:WZlyFbvchttps://news.yahoo.co.jp/articles/1775b579cb77db158642abdfb0e220e663f907c5
記事の前篇《「もう出世はないぞ」と総務官僚を脅した安倍官邸…窮地の高市早苗は「総理の意向」を知っていた? 》に引き続き、高市早苗氏の苦しい現況をレポートしよう。
山下33%、平木27%
3月26日に開かれた平木氏の決起大会
3月26日、奈良県橿原市のホールでは奈良県知事選挙に立候補した自民党奈良県連が推す平木省氏の決起大会が開かれた。前日までSNSでは高市早苗経済安全保障相が出席すると告知されていた。しかし、高市氏の姿はなく、やってきたのは松本剛明総務相。松本氏の応援演説に拍手はわくつつ「なぜ高市大臣は地元にこないのか」と不満の声が聞かれた。
それほど奈良県知事選では高市氏が苦境に追いこまれているのだ。
3月19日、奈良県のJR法隆寺駅前には、大阪府の吉村洋文知事の姿があった。その横には、日本維新の会から奈良県知事選に出馬予定の山下まこと氏が並ぶ。
吉村知事がマイクを握ると、大きな歓声に包まれた。奈良県知事選は、自民党奈良県連会長でもある高市氏が、総務相時代の秘書官・平木省氏を擁立し、党本部に上申した。しかし、現職で4選を狙う荒井正吾知事も自民党に推薦を求めた。どちらも譲ることなく、保守分裂のまま選挙戦に突入した。
自民党の世論調査によれば、山下氏が33%、平木氏が27%、そして荒井氏が18%と、維新の山下氏に6ポイントの差をつけられて、自民系の2人の当選は危うい状況となっている。
「保守分裂の原因は、高市氏が荒井氏と話し合いをしなかったことに尽きる。もし直談判をしていれば、自民党が追い込まれることはなかった」
こう吐き捨てるように語るのは、奈良の自民党県議だ。
そもそも荒井氏は、4選に出馬するかどうか態度を鮮明にしなかった。そんななか、高市氏は奈良県連の会議で平木氏の擁立を決めた。ここで、プライドの高いことで有名な荒井氏が一気にかたくなになった。
動かなかった高市氏
GettyImages
荒井氏は昨年12月に、二階俊博元幹事長から「頑張ってくださいと激励を受けた」と珍しくマスコミに語った。その際、亀井静香元金融担当相、古賀誠元幹事長らとも相次いで会談。保守分裂が決定的となったのだ。
荒井氏は亀井氏が権勢をふるった時代に一度は国交省の中で「飛ばされた」。しかしその頑張りが認められ、奈良県知事の座を射止めた。だが、5期目という長期政権の前に「保守分裂」という事態に追い込まれた。
今年2月になると、事態を打開すべく奈良県連の幹部が二階氏や、茂木敏充幹事長と直談判した。
「だが二階氏は『はい、はいそうですか、ご苦労様』というだけで、茂木氏も『平木氏で一本化しないとね。その前に高市氏と相談しなければ』というばかりだった。
この際は高市氏にも同席してほしいとさんざんお願いしたのに、『大臣の仕事が忙しい』とけんもほろろに断られた。高市氏が茂木氏とその場で話してくれれば状況が変わった可能性もある。
地元の奈良で負けたら高市氏の政治生命は終わりますよ」(前出の自民党県議)
結果的に、奈良県連は平木氏へ推薦を決め、荒井氏には出さないと決めた。しかし、肝心の党本部はまったく動き出す様子がないまま、選挙戦に突入することになった。
維新の山下氏は、生駒市長に3度当選という実績がある。2015年にも奈良県知事選挙に出馬して、荒井氏と激突。6万票差まで詰め寄っている。
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