https://www.cnn.co.jp/storage/2023/03/28/75e3c2cf1f59c0669f9e7194d05d693e/t/768/511/d/06671e32-ed08-46b3-8190-df4b20c4178f.jpg
東部バフムートの支配権をめぐるロシア軍とウクライナ軍による戦闘は最も激しい局面を迎えているという/Vadim Ghirda/AP

(CNN) ウクライナ陸軍トップのシルスキー司令官は、東部バフムートの支配権をめぐるロシア軍とウクライナ軍による戦闘が最も激しい局面に入ったとの見方を示した。戦いは膠着(こうちゃく)状態が続いているが、他の戦場で大きな勝利を収めることができていないロシアはバフムート攻略を進めている。

国防省によれば、シルスキー氏は、ロシア軍を阻止して打ち負かすため、ウクライナ軍を強化するための決定を下したという。

国防省は、シルスキー氏が戦闘任務の効果的な実行を妨げる問題点を解決するためのさまざまな措置を講じたと述べた。

シルスキー氏は「バフムートの戦いは最も激しい局面を迎えている」と述べた。状況は一貫して困難であるほか、ロシア軍は人員や武器、装備で大きな損失を被っているものの、攻撃を継続しているという。

バフムートの正確な状況は不明。ロシアの民間軍事会社「ワグネル」はバフムートで前進したとの未確認の主張を行っている。ウクライナ側はロシアが戦力を使い果たしつつあるとしている。

東部作戦管区の報道官は26日、ウクライナ軍は前線を維持するための戦力は保持していると述べていた。報道官によれば、ロシア軍による攻撃の激しさは低下した。25日にはバフムートへ進攻しようと18回の攻撃があったが、それまでは最大50回の攻撃が行われていたという。しかし、集中した砲撃は続いているという。

https://www.cnn.co.jp/world/35201786.html