4/12(水) 11:31    デイリー新潮
https://news.yahoo.co.jp/articles/ddb918de5439af27b903c9d4cbde5579d6de1d0f

新年度を機に創設された宮内庁の広報室。初代室長には、警察庁経済安全保障室長を務めた藤原麻衣子氏(44)が就くと大手メディアは一斉に報じた。広報室にもかかわらず、スパイ摘発や情報管理に長けている彼女が選ばれた理由とは? 

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 広報室発足の経緯を簡単におさらいすれば、全ては小室圭さん(31)・眞子さん(31)夫妻の婚約発表に端を発する一連の騒動がきっかけだった。国民の厳しい視線を感じられた秋篠宮殿下は、ご自身の誕生日会見で“正しい情報発信”の必要性に再三にわたって言及された。宮内庁が政府への概算要求で専属の担当者の増員を求めて、実現したのである。

 宮内庁担当記者が言う。

「長官以下、広報部門は警察官僚の強固なラインがきずかれたことで、情報管理のプロがSNSをはじめネット上の投稿などに対して、今後は毅然とした対応を取るメッセージだと受け取ることもできます」

“佳子さまが整形手術に失敗”という根も葉もない記事が
 実際、ウェブ上には一般人が作成したと思しき皇室情報を専門とした“ニュースサイト”があまた存在している。多くはマスコミが報じた皇室記事を無断で転載し、秋篠宮ご一家などへの非難をコメントとして加えるスタイルが定番だが、常軌を逸した誹謗中傷に塗れたサイトもあるのだ。

 ネット事情に詳しいライターが解説するには、

「直近で言えば、英国王の戴冠式に出席される紀子さまが、宮内庁次長の対応に激高して更迭を求められたという根も葉もない話や、ひどいものだと公務中の佳子さまのテレビカメラ撮影のタイミングに制約があったことを伝えた『女性自身』の報道を利用して、“佳子さまが整形手術に失敗”“執刀医に激怒”などと過激な見出しをつけるフェイクニュースもあります」

 結果的には、それらがSNSなどを通じて拡散され、多くの人々の目に触れることになってしまっている。

「これらをたれ流すサイトに記載された運営会社の所在地は、どれも実体がなかったりサーバーが海外に置かれたりして、発信者をたどるのが困難です。過激な文言でアクセス数を増やして小遣い稼ぎをする愉快犯かもしれませんが、どこの誰かハッキリしない限りは、海外勢力が関与している可能性も捨てきれません」(同)

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