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 6月4日放送の『NIKKEI 日曜サロン』(BSテレ東)に、立憲民主党の蓮舫参院議員が出演した。おもなテーマは少子化対策とその財源、女性の活躍だったが、番組最後に党内事情を質問された蓮舫氏は「泉(健太)代表の発信力、発言力、リーダー力が十分かといわれたら、それは残念ながら、十分ではない」と発言。ネット上で物議をかもしている。

「4月23日の、衆参補選について言及したときの流れで出た発言です。蓮舫氏は『補選では全敗したが千葉(5区)、大分ではがんばり、千葉は、ほかの野党が候補者を出しているのに(当選した自民党候補者に)肉薄。一枚岩になれば、自民に対して向きあえることを表した可能性だと思う』と、前向きにとらえていましたが、その後に泉代表への『十分ではない』発言が飛び出しました。

 次期衆院選の獲得議席が150未満なら、泉代表が代表を辞任するとしたことにも『覚悟のひとつだと思うが、党内はもとより支援者、有権者に、立憲民主党は何をするのか、泉代表の発信は不十分だ』という認識を示していました」(政治担当記者)

 蓮舫氏は、5月10日の両院議員懇談会でも泉代表に「悔しさがまったく見えない。いちばん変えなければいけないのは代表の認識じゃないですか。何をやりたいか、何にしがみつきたいか、何を発信したいか」と詰め寄り、SNS上で「民進党時代、選挙で敗北したときに代表だった過去は棚上げか」といった批判が出ていた。今回も

《仲間の悪口をテレビで発信する神経を人間として疑う》

《そう思うなら、SNSで騒いでいないで、しっかりサポートしておやりよ》

《国会議員である前に社会人としても最低な行為だと思います》

《党首批判は、内輪の何でやるのはいいが、公の場で発言するとは、なんとわきまえのない人だろうか》

 と言ったコメントが、ネットニュースに相次いだ。

 泉代表は、蓮舫氏のこの態度をどう思っているのだろうか。6月3日の『NewsBAR橋下』(ABEMA)に出演した泉氏は、弁護士の橋下徹氏が岸田翔太郎氏の総理補佐官“更迭”の話題にふれ「これ、蓮舫さんだったら、怒り狂って追求してる」という問いかけに「そんなことないですよ。蓮舫さんばっかり、そんな、言わんといてくださいよ」とあたふた苦笑しながらも「蓮舫さんは本当に、蓮舫さんはえーと、この国の無駄遣いを徹底して切って、ちゃんと子育てにまわすっていうことを使命にしてるから、それはだらしない政治は泉健太も含めて許せないんですよ。だから僕もシャキッとしないといかん」と、蓮舫氏が自身に向けた批判について、理解を示していた。

 番組内で蓮舫氏は、司会者から「泉さんに厳しく迫っていた」と問われると「いつもです。誰にもです」と言い切っていたが、国民の理解を得るには、自身の「発信」も不十分のようだ。

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