0001水星虫 ★
2023/06/27(火) 04:21:06.35ID:W6guxmEghttps://www3.nhk.or.jp/lnews/saitama/20230626/1100016925.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いのでご注意を
５年前、さいたま市の男子中学生が自殺した問題で、インターネット上で公開された調査委員会の
報告書の黒塗り部分が一時、簡単に外せる状態になっていたことがわかりました。
自殺した生徒の名字や、遺族が自殺の原因だとする指導をした部活動の顧問の氏名などが分かる状態だったことから
市教育委員会は個人情報が漏れた可能性があるとして遺族に謝罪しました。
黒塗り部分が外せる状態になっていたのは２０１８年８月、さいたま市立南浦和中学校の１年生の男子生徒が自殺した問題について
調査委員会がまとめた報告書で、先週さいたま市のホームページで公表されました。
さいたま市教育委員会によりますと、自殺した生徒の名字や、遺族が自殺の原因だとする指導をした部活動の顧問の氏名、
聞き取り調査に協力した生徒の氏名などの黒塗り部分がパソコンなどで一定の操作をすると、簡単に外せるようになっていたということです。
匿名の通報を受けて修正されるまでの１時間半ほどの間に外部から５９件のアクセスがあり市教育委員会は個人情報が漏れた可能性があるとしています。
市教育委員会は生徒の遺族に２６日、謝罪するとともに、「多大なるご迷惑をおかけし、深くおわび申し上げます。
今後は、チェック体制を強化します」とコメントしています。
さいたま市の男子中学生が自殺した問題で、インターネット上で公開された調査委員会の報告書の黒塗りの部分が、
一時、簡単に外せる状態になっていたことについて、さいたま市教育委員会は職員が報告書を掲載する際に、適切な処理をしなかったためだと説明しています。
さいたま市教育委員会によりますと、職員が文書作成ソフトを使って、報告書を作る際に、
色を塗る機能を使い、文字の上から黒く塗りつぶす処理をしました。
その後、黒塗りをした報告書を別のファイルに変換する際に、適切な処理をしなかったため、
変換したファイルの文面をコピーをして文書作成ソフトに貼り付けると、黒塗り部分を簡単に外せるようになっていたということです。
さいたま市の行政透明推進課は「個人情報の管理について、手順書があり、職員への周知を行っていたが、
今回の事案を受けて、改めて徹底していきたい」とコメントしています。
自殺した息子の名前が「怜」だと、先週明らかにした母親は「びっくりしました。個人情報が見える状態になっていたことで
調査に協力してくださった方たちにも心配をかけてしまう。私たち当事者としても、名字など公表していない部分もあるので心配がつきない。
どうしてこのようなミスが起きたのか知りたいので、調査に協力してくれた方を優先し、最後でいいので私たちにも説明していただきたい」と話していました。
自殺した生徒の母親によりますと、伏せていた名字が一時、見られる状態になっていたことなどについて
２６日午後、さいたま市教育委員会の担当者から謝罪の電話があったということです。
母親は「担当者から『本当に申し訳ありません。５９回のアクセスのうち、５０回以上は職員のアクセスだと思われます。
これから関係者のおひとりおひとりに連絡します』と謝罪を受けました。
ただ、個人情報が見える状態になっていた事実は変わらないので、情報が漏えいするなどの問題があればきちんと対応してほしい」と話していました。
調査委員会の報告書の黒塗り部分の内容が、一時見える状態になっていたことについて、情報セキュリティーが専門の
産業技術総合研究所の高木浩光主任研究員は「同じような問題は２０年前から起きていて、注意喚起しているが、
それでも毎年のように事故が起きている。全く解決の見通しがないことに驚きを隠せない」と苦言を呈しました。
そのうえで、同じような問題が繰り返し起きている理由について「公開文書のうち、機密性の高い部分を隠すための手順について、
中央省庁では規定ができてから、問題が起きにくくなっている。
一方で、地方自治体向けにはこうした規定を作る動きがなく、現在も問題が頻発している」と指摘しました。
(以下数行略)
06/26 17:28
