食事中に心肺停止になった男性を救助した米海兵隊員ら3人に、静岡県の御殿場市・小山町広域行政組合消防本部から感謝状が贈られた。

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感謝状が贈られた(左から)キャロル3等軍曹、雨宮さん、フクエ3等軍曹(静岡県御殿場市で)

 感謝状を受け取ったのは、米軍キャンプ富士のウィリアム・キャロル3等軍曹、ジャレット・フクエ3等軍曹、焼き肉店店員、雨宮愛美さん。

 キャロルさんらが5月下旬、御殿場市内の焼き肉店で食事を終えて帰ろうとした時、別のテーブルにいた50歳代男性が、肉を喉に詰まらせて心肺停止となった。キャロルさんらは、背後から両手をまわして組んで、みぞおちを引き上げる「ハイムリック法」や人工呼吸などを、雨宮さんも心臓マッサージを行い、男性を救助した。

 訓練で人命救助を学んだというキャロルさんは「冷静に対応できた」と話し、介護福祉士の資格を持つという雨宮さんも「知識を生かすことができてうれしい」と振り返った。

 勝間田誠司消防長は「すばらしい連携プレーに敬意を示したい」と感謝した。

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