0001きつねうどん ★
2023/08/19(土) 08:00:08.09ID:mePb94jx8月、米子市に住む女性が夫と自宅で就寝したのを最後に、行方が分からなくなりました。
女性は認知症を患っていてこれまでにも1人で外出してしまうことがあったそうです。
「何もいらないので生きて帰ってほしい」夫は妻の帰りを待ち続けています。
妻が行方不明になった 荒川勉さん
「昨日までいた人間が急にいなくなって、もう…胸が張り裂けそう」
こう話すのは、米子市に住む荒川勉さん64歳です。
8月8日、荒川さんが朝起きると、隣りで寝ていたはずの妻・泰子(やすこ)さん、59歳の姿はなく、それ以降、行方不明になりました。
小林健和キャスター
「行方不明となっている泰子さん。8日午前6時ごろ、こちらに設置されている防犯カメラにですね、米子から安来方面に向かって歩いていく姿が映っていたということですが、それ以降の足取りはほとんどわかっていません」
妻・泰子さんが行方不明になった 荒川勉さん
「おそらく松江の実家に向かったと思います。ただ、認知症を患っているので電車に乗るとか、車で行くとかそういったことは考えず、どうも歩いて向かったようなんです」
泰子さんは7年ほど前から認知症を患っていて、これまでにも行方が分からなくなったことがあり、その際は20分ほどで見つかったといいますが…
妻・泰子さんが行方不明になった 荒川勉さん
「まず会話ですね。名前を尋ねられても答えられません。それから住所・電話番号も答えられません」
「認知症の行方不明者」はいま全国で増加しています。
警察庁によりますと、去年、警察に届け出があった認知症の行方不明者数は1万8709人。統計開始から10年連続で増加し、過去最多となりました。
鳥取県でも去年の行方不明者306人のうち、およそ2割60人が認知症患者です。
そこにはこんな背景もあります。
鳥取大学医学部 浦上克哉 教授
「やはりコロナ禍で外出を控えたり、いろんな人とのコミュニケーションが減ることによって高齢者の認知機能が悪化しているデータが得られている」
患者を家族が支えるにはどうすればいいのでしょうか?
鳥取大学医学部 浦上克哉 教授
「認知症の患者自身が日頃の生活が安定せず、非常に不安な気持ちで生活していると、外へ出ようとされることが増える」
日頃の生活でルーティーンを作ることが大切です。
鳥取県警も捜索をしているものの、年間300人を超える行方不明者の捜索にかける時間には限界があり、荒川さん自身もSNSなどで情報提供を呼びかけています。
行方不明となっている泰子さんは身長155センチくらい。黒髪で肩までの長さです。
行方が分からなくなった当時の服装は紺と赤のボーダー柄のTシャツで、黒色の長ズボン、灰色の帽子をかぶり、濃い茶色のショルダーバッグを持っていたということです。
夫の勉さんはカメラの前で泣き崩れながら、声を絞り出しました。
荒川勉さん
「何もいりませんので、生きて帰ってきてほしい。泰子にもう一回会いたいです。それだけです」
情報提供は米子警察署まで
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/bss/671156