0001きつねうどん ★
2023/09/21(木) 08:05:50.99ID:h6lPVv5aウトロ平和祈念館の金秀煥さん(右)から展示物の説明を聞く西宇治中学校の生徒たち=2023年9月14日、京都府宇治市伊勢田町ウトロ、北川学撮影
在日コリアンが多く暮らす京都府宇治市のウトロ地区で14、19両日、市立西宇治中学校の3年生が、総合的な学習の時間を使って地区の歴史を学んだ。
生徒たちは地区の交流施設「ウトロ平和祈念館」を訪問。副館長の金秀煥(キムスファン)さん(47)から話を聞いた。
ウトロでは、戦時中の飛行場建設に従事した朝鮮人労働者やその子孫らが暮らしてきた。水道もなく住環境は劣悪。住民たちは地権者に土地の明け渡しを求められ、一時は立ち退きの危機に直面した。
金さんは「住民たちは諦めなかった。日本の人たちが支えてくれたから。水道がないから可哀想というのではなく、『日本人一人ひとりの問題』として立ち上がった」と指摘。さらに「差別やいじめは個人の問題ではなく社会の問題」と強調した。
生徒たちはその後、2021年8月に地区で発生した、在日コリアンへの差別を背景とする放火事件の現場の跡地などを見学した。
田中壮尚さん(15)は「ウトロのことを周りに伝えようと思う。まずは家族から」。竹ノ内萌絵さん(14)は「差別は社会の問題だという言葉に感銘を受けた」と話した。(北川学)
https://www.asahi.com/sp/articles/ASR9M75LVR9GPLZB00V.html?iref=sp_ss_date_article