田畑の物置からガソリン携行缶を盗もうとして持ち主に咎められ、逃げる際にけがをさせたとして無職の男(76)が強盗傷害の疑いで逮捕されました。男の逃走を阻止しようとした持ち主の男性(79)は、運転席のドアに挟まれ全治1週間のけがをしました。

◆持ち主に見つかり「返せばいいんだろう」と居直る?

警察によりますと、無職・有馬宏容疑者(76)=福岡県宇美町は今年1月13日の午後2時半ごろ、田畑の物置から、約3リットルのガソリンが入った携行缶を持ち出したところを持ち主の男性(79)に見つかったとされています。有馬容疑者は「返せばいいんだろう」と居直り、携行缶を道路に置きました。その後、持ち主から胸ぐらを掴まれ一度は取り押さえられたものの、振りほどいて運転席に乗り込みます。

◆「けがするような力でない」と容疑を否認

後を追う持ち主は、逃走を防ぐために車のエンジンキーを抜こうとしました。その際、有馬容疑者が運転席のドアをしめたことで、持ち主の体が挟まれ、腕や足に全治1週間のけがをしたとみられています。警察は、強盗傷害の容疑が固まったとして7日朝、有馬容疑者を自宅前で逮捕しました。取り調べに対し「相手がけがするような力ではない」などと供述し、容疑を一部否認しています。

https://rkb.jp/contents/202402/202402070045/