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26日、台北市内のホテルで、天皇誕生日祝賀会に出席しあいさつする台湾の蔡英文総統

 【台北時事】台湾の蔡英文総統と次期総統の頼清徳副総統は26日、台北市内のホテルで開かれた天皇誕生日祝賀会に出席し、地域の平和維持へ日米などと協力していきたい考えを改めて示した。祝賀会は日本台湾交流協会台北事務所(大使館に相当)が主催する恒例行事で、同所によると、断交後に2003年に会が再開されてから現職の総統や副総統が出席するのは初めて。

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26日、台北市内のホテルで、天皇誕生日祝賀会に出席しあいさつする台湾次期総統の頼清徳副総統

 蔡氏はあいさつで、日米韓外相会談などで台湾海峡の平和と安定が重要との認識が共有されたことに謝意を表明。「理念の近い国と協力し、インド太平洋地域の安定を共同で守っていきたい」と述べた。

 続いて頼氏もあいさつし、「台日の協力強化に非常に期待している」と強調。「経済貿易協力や人的交流の深化だけでなく、台湾海峡の安定やインド太平洋の平和にも一歩進んで貢献できることを望む」との考えを示した。

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