俳優の関口宏が24日、TBS「サンデーモーニング」に出演。日銀がマイナス金利を解除するなど、政策転換したことについて、「いっとき、アベノミクス、アベノミクスと騒いでましたが、結局、あれは机上の空論だったのかなと思うんですが」と話した。

 番組では、安倍晋三政権と日銀による異次元の金融緩和策で、物価上昇、企業収益増、賃上げ、消費拡大の好循環を促すはずだったと指摘。しかし結果として、大企業の業績アップや富裕層の利益拡大にとどまり、多くの庶民には恩恵がとどまらなかったことなどを伝えた。

 関口は、安倍政権の狙いについて「株価を上げて、長期政権を安定化させたい。そういう狙いがあったのかなと」と厳しく総括。ジャーナリストの松原耕二氏は「異常な政策を正常化させるのに、どれだけ後の人が苦労するか」と話した。  

https://www.daily.co.jp/gossip/2024/03/24/0017467463.shtml