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徳島新聞(2016年5月27日)
徳島労基署 四国大を書類送検

長時間労働が原因でうつ病になったとして四国大(徳島市)の40代
の女性准教授が労災認定された問題で、徳島労働基準監督署が同大
を労働安全衛生法違反の疑いで徳島地検に書類送検していたことが
26日、同大などへの取材で分かった。
同大などによると、准教授は2010年2月にうつ病を発症して休職。
13年6月に労災認定されたが、同大は認定から約1年半後の15年1月
に労基暑から報告書を求められるまで提出していなかった。
労働安全衛生法では労災隠しを防止するため、労災発生から遅滞
なく報告書を据出するよう定めている。同大は「指摘を受けるまで
義務づけられていることを知らなかった。労災保険の申請手続きに
は対応しており、労災を隠す意図はなかった」としている。