船舶から、覚醒剤約1トン(末端価格約600億円)が発見され、警視庁が押収し
ていたことが捜査関係者への取材でわかった。覚醒剤の押収量としては過去最大と
みられる。警視庁は、現場にいた中国籍の男ら7人を覚醒剤取締法違反容疑で逮捕
。海外の麻薬密輸グループによる大規模密輸事件として捜査を進めている。

 静岡県内の海岸で見つかった不審な船舶から、覚醒剤約1トン(末端価格約60
0億円)が発見され、警視庁が押収していたことが捜査関係者への取材でわかった
。覚醒剤の押収量としては過去最大とみられる。警視庁は、現場にいた中国籍の男
ら7人を覚醒剤取締法違反容疑で逮捕。海外の麻薬密輸グループによる大規模密輸
事件として捜査を進めている。


 捜査関係者によると、船舶は今月上旬頃、静岡県の伊豆半島付近で発見された。
警視庁などが船舶を捜索したところ、大量の覚醒剤が見つかった。覚醒剤は2〜3
キロごとに小分けにされ、船内などに数百袋が隠されていたという。

 警視庁は、沖合で薬物を受け渡す「瀬取り」が行われていたとみている。

 財務省によると、密輸された覚醒剤の押収量はこれまで、2016年に那覇港(
那覇市)で停泊中のヨットから押収された約600キロが過去最大だった。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20190605-OYT1T50195/

静岡県南伊豆町の沖合で不審な船が見つかり、およそ800キロ末端価格で480億円分
の覚醒剤が押収されたことが捜査関係者への取材で分かりました。国内で1度に押
収された覚醒剤としてはこれまでで最も多く、警視庁などは現場にいた複数の外国
人を逮捕するとともに国際的な薬物の密売グループが関わっているとみて捜査して
います。

2019年6月5日 11時15分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190605/k10011941251000.html
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190605/K10011941251_1906051111_1906051115_01_02.jpg