わいせつ行為で逮捕の警察官を懲戒免職 警視庁

6月2日 21時08分

都内の駅で面識がない女性を突然後ろから転倒させ、わいせつな行為をしたとして、ことし4月に逮捕された渋谷警察署の警察官について、警視庁は2日付けで懲戒免職としました。

処分を受けたのは、警視庁渋谷警察署生活安全課の水谷聡巡査部長(37)です。

警視庁によりますと、ことし4月30日の早朝、東京・江東区の都営新宿線大島駅の階段で、突然、面識がない女性のズボンを後ろから引き下ろして転倒させたうえ、体を触るなどのわいせつ行為をし、足首のねんざなど3週間のけがをさせたということです。

水谷巡査部長は友人と前夜から当日の朝まで飲酒し、帰宅途中だったということで、その日に逮捕されたあと、女性からの告訴が取り下げられるなどしたため、先月釈放されていました。

これまでの調べに「女性のお尻が見たかった。後ろ姿を見てむらむらした」などと話しているということで、警視庁は2日付けで懲戒免職としました。

警視庁の筒井洋樹警務部参事官は「警察官としてあるまじき言語道断の行為であり、厳正に処分した。職員の指導を徹底し、再発防止に努めてまいりたい」とコメントしています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170602/k10011004851000.html?utm_int=news-social_contents_list-items_002