本来、地位に応じた仕事の能力を、持ち合わせていない人が領主でいるのはマズイ。

 そして世襲だと、(能力ではなく、生まれで決まるので)
必ずしも、ふさわしい人物が就くとは限らない。

 そして今回の街の領主にとって、最も大事な仕事は、
先祖代々託されてきた(フランメが張った)防護結界を守ることだ。

 そのために必要な文献は、ちゃんと残すことができる。

 そういう環境下で、たった一つの仕事すらまっとうできずに、
魔族に言いくるめられていた領主は、
ダメだよね。

・・・ということ。