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2021年10月22日23時48分

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チェコのバビシュ首相(右)とハンガリーのオルバン首相=9月29日、プラハ(EPA時事)




 【ブリュッセル時事】欧州連合(EU)は22日、ブリュッセルで首脳会議を開き2日間の日程を終えた。初日にはエネルギー価格高騰への対策を協議したが、化石燃料への依存度が高い東欧諸国からはEUの脱炭素化政策への異論が噴出。第26回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP26)を前に足並みの乱れが露呈した。
 「ユートピア的幻想がわれわれを死に至らしめる」。ハンガリーのオルバン首相は21日の会議前、EUの脱炭素化政策が高騰の原因だとして痛烈に批判。特に企業が排出する炭素に価格付けする排出量取引制度(ETS)をやり玉に挙げた。チェコのバビシュ首相はETSの価格上昇は投機的だと問題視し、共同声明の原案採択を拒否。会議は紛糾した。