https://www.daily.co.jp/gossip/2021/10/23/0014785590.shtml
2021.10.23

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膳場貴子

 TBS「報道特集」では23日、「眞子さまの結婚が問うもの」をテーマに特集が組まれた。

 キャスターを務めるジャナーリストの金平茂紀氏が、天皇制や昭和史の著述が多いノンフィクション作家の保阪正康氏を取材。象徴天皇制の意義や変質にまで話が及んだ。

 国民が眞子さまの結婚にこれほどまでに関心を寄せる現象を尋ねると、保阪氏は「天皇には聖なる存在という側面があると思うが、(眞子さまと小室さんは)そういうものと違って、私たちの日常の延長にあるペアである」とコメント。「小室さんと眞子さまの恋愛関係の中で聖なるものの存在が崩壊していく。つまり私たちと同じじゃないか」「天皇という存在がここまで大衆化しているということへの反応」と語った。

 これを受けて、膳場貴子キャスターは「時代とともに聖なる存在とされていたものが、大衆化してきたというのは肌感覚として実感がある。これは時代の必然なんだろうなと思う」と国民にとっての皇室の存在が時代によって変化したことを表現。「ただ国民の象徴としてある意味、フィクション的な役割を担って来られた皇族が、ここまで生身の存在としてのさまざまな情報が飛び交って、それこそ大衆化が進んできますと、システムとしての安定性は、そりゃ揺らいでくるだろうなと思う」と眞子さまと小室さんの結婚にまつわる問題が天皇制というシステムに影響を与えた可能性を指摘。「それが、保阪正康さんのいう『聖なるものの崩壊』なのかなという気がしますね」と納得した。